2012/02/04(土) 京町二日市に行って来ました。
およそ2kmを歩行者天国にして、約450店舗が出店。日用品から墓石まで、何でも揃う。
焼酎製造業者が毎年2月1日と2日に、得意先に無料で焼酎をふるまったのが始まりという「京町二日市」。
約90年の歴史を持ち、京町温泉の中心部約2kmを歩行者天国にして行う一大行事だ。
当日は、約450店舗がずらりと軒を連ね、食料品や衣料品などの日用雑貨から植木や墓石など、ありとあらゆるジャンルの商品を廉価で販売。
25万人を超える買い物客で押すな押すなの大にぎわい。
あっと驚く掘り出し物を見つけに、南九州最大級の買い物市に出かけよう! という事で、昼前に宮崎市を出発。
この日は時間が余り無く、とんぼ返りするので高速を利用、宮崎西インターから約1時間のドライブです。
京町温泉に到着すると、市内の駐車場は満車、河川敷へと誘導され駐車、ここから市の入口はすぐ近くです。
何はともあれ、写真集をご覧下さい。
何故、こんな山奥の温泉町の市に25万人以上の人々が集まるのか、ナゾ探しの始まりです。
誘導に従って河川敷に行くと、もう車、車、車! 帰りの渋滞が心配です。
今日は冷え込んだので、高気圧の真下のえびのでは、青空の下、陽がさんさんと降り注ぎます。
でも、結構寒いです。
市の通りに入ると、こんな田舎の温泉町に溢れる様な、人の群れで賑わってます。
元々植木市も盛んだった様で、露店での販売に加え、民家の玄関前でも住人参加で販売してます。
さて、骨董品屋さんです。 と言うか、古道具屋さんですが、余り掘出し物は見つかりません。
おっ!懐かしい。 小学校時代の運動会で、その頃は露店が出ており、このコッテリ甘いイカ焼を売ってました。
我が家では買い食い禁止の為、食べられませんでしたが、友達に分けてもらって食べたら、旨かった~!
この店の焼イカは、300円也。 半身ですが頭とゲソ付で、この値段です。
一口頬ばると、懐かしい甘く少し焦げた醤油の味が、実に旨い!
そう言えば自衛隊のえびの駐屯地がこの近くにありました。 自衛隊も、この市で装備品を販売している様です。
この裏の空き地に、無反動砲や装甲車や、荒地走行用オートバイ等、展示され皆触ったり乗ったりしてましたが、
時間が無く、行列に並ぶのは止めました。 又、来年ゆっくり来るかな。
考えてみれば、迷彩服や、サーバイバルグッズは、アウトドアには最適ですね。
ありました。 こんなモノ迄売ってました。 製造直売で、田原町の仏壇屋さんの何分の一かの値付けです。
でも、持って帰るのが大変そう。
この辺りでは、もぐらも沢山いる様子、こんな道具でもぐらを捕るんですね。
ここえびの市の焼酎は、明月です。 霧島に比べるとうんと小さな蔵元ですが、この地では愛飲されてます。
この商品は、何というネーミングでしょう!! 味はともかく、名前は一回で覚えてしまいますね!
串だんごの匂いに釣られ、この屋台に到着、値段も安い! 早速しょうゆ味の団子1本、ガブリと食べると醤油が沁みて旨い!
町の中心地に来ました。 人の群れも増えて来ました。 もう、特徴の無い店は素通りです。
今度は、古道具屋さんです。 結構、旧いものがありますが、小生のジャンルじゃないので、見るだけ。
ちょいとお兄さん!の声で、思わずカレーパンの屋台に立ち止まる。 揚げたてを1個、これも旨い!
有田焼の店と書いてありますが、種々雑多な産地の焼き物です。 探すと良いモノもありそうです。
霧島酒造のヘルパー?が販売のお手伝いの様です。 赤霧島は品薄で、黒霧島と2本セットのみの販売です。
はしまき、という箸に肉を巻いて焼いた食べ物です。 このお姉ちゃんの呼び込みと掛け声が凄い!
釣られて買う人が多く、大繁盛です。
お姉ちゃんの旦那か? 威勢よく焼きそばの、激盛りです。 なんと、これで、300円也!
買ったおばあちゃんは、家に持って帰り、家族で食べるそうです。
釣られて、皆一斉に注文です。 やはり露店は掛け声と、威勢のよさですね!
居酒屋も昼から全力営業しています。 商品が売り切れたり、全然売れない店主が出入りしてます。
この店も繁盛してますが、流石につまみ食いしたので、パスします。
趣味と実益を兼ねて、錫器の製造・販売をしてる店主です。 ずっしり重くて良い手触りですが、最近原料高で、高い!
このかつお節屋さんでは、一本売りしてますが、一本丸ごと削ってくれます。
小生もカチカチの雄節を1本購入、削らないでそのままと、注文したら、
隣の女の子が、「家でどうやって削るんですか?」だって! かつお節削り器はもう死語の様です。
この京町温泉から1km先は、鹿児島県です。 さつまあげもでっかくって、旨そうな形で、呼び込んでます。
串焼き、ステーキ串など、全部300円なのかな? これも安い!
そろそろ帰路につきます。 駐車場の川の土手から、矢岳のループ橋を遠望。
霧島山の方角に煙が漂ってます。 すわ、新燃岳の噴火か? 隣のおじさんが、あれは野焼きと教えてくれました。
帰りは、河川敷を行列して、ノロノロ運転、でも10分ほどで、国道に合流、えびのICはもう直ぐです。
ゆっくり高速で流して、安全運転で帰ります。
ゴリケン
以下、追伸です。
先輩から、京町温泉と二日市の由来を聞かれましたので、調べてみました。
京町温泉の京町とは、京都を真似て名前が付けられたと言われています。
京町温泉は、霧島連峰の西北に位置し、地元の常連客に親しまれている川内川沿いに湧く素朴な温泉地 。
明治末期、現JR肥薩線の鉄道工事中に湧き出した温泉で、大正時代以降に温泉街が形成された。
河畔を中心にして数軒の温泉宿が点在している。
泉質は単純温泉で、神経痛や切り傷などによいといわれる。
この間、俳人の種田山頭火や詩人の野口雨情も訪れ、歌を詠まれています。
当温泉も、昭和43年2月21日のえびの大地震があった際にも、自噴を続けていたと言われております。
(*注)JR肥薩線の京町温泉から人吉に向って九州山脈を登る難所、加久藤峠では数箇所のスイッチバックや、ループの組み合わせなど、他には例を見ない見所が多く、又、熊本-人吉間には蒸気機関車(SL)も運行され、鉄道マニアから最近では、レトロ旅を楽しむ観光客が増え、JR九州も結構頑張っており、繁盛してるそうです。
人吉-吉松の難所加久藤峠を登る「いさぶろう・しんぺい号」⇒ http://www.jrkyushu.co.jp/gokujou/kirishima_hitoyoshi/train_isa.html
人吉-熊本、レトロな雰囲気溢れる、JR九州「SL人吉」⇒http://www.jrkyushu.co.jp/gokujou/kirishima_hitoyoshi/train_sl.html
この京町二日市の歴史が90年ほどらしいので、丁度、温泉町が形成された頃です。 冬の湯治で、周りに何も無く、霧島に登るには寒すぎる、と言う訳で誰かがイベントを計画し、集客したのでしょうか?
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