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飫肥の小玉醸造を再訪しました


2011/12/07(水) 飫肥の小玉醸造訪問(仕込み見学)朝、8時半前にETCカードをセットし宮崎を出発、3ヶ月振り高速宮崎道に入る。 首都圏ではほぼ毎日高速を利用してたが、こちらでは遠距離の時と、仕事でアポイントがある時だけ、高速を利用しています。 久し振りの高速道路、しかも取扱い商品のポルシェなので、あっと言う間に(ここでは書けない)ハイスピード、すぐに制限速度+?で、のんびり流して平和な走行です。 ただ、路面がかなり波打っている所があり、車高が低いので底を擦らないか心配で、ゆっくり走る事にします。15分も走らないうちに田野ICに到着、ETCゲートもすんなり開いて、県道28号で北郷方面に向かいます。 この道は山越えのワインディングなのですが、結構整備されており、交通量も少ないので快適で楽しい道路で、思わずスピード出し過ぎになってしまいます。 時間はタップリ有るので、ゆっくり山道を楽しみながらドライブする事にし、しばらく走ると峠を越え北郷町に入ります。 ここにはフェニックス北郷があったのですが、今は第3セクターが運営してるらしく、ゴルフ場も温泉も健在の様子です。 山道を降り、川沿いの道を日南線に沿って走ると、飫肥方面右折の標識があり、曲って橋を越し踏み切りで一時停止、突き当たりのT字路を左折し小山を越えて行くと、城下町の飫肥です。 9時5分着、ここまで40分弱で到着、少々早すぎなので、商家資料館の駐車場に停めて、城下町をしばらく散策します。

味噌、醬油屋さん
味噌、醬油屋さん
名物の玉子焼屋さんです。
名物の玉子焼屋さんです。

飫肥名物の厚焼卵屋さんです。

洗い張り、染物屋さんです。
洗い張り、染物屋さんです。

都会ではもう見かける事のない、洗い張りの看板、染物屋さんです。 旧い商家の雰囲気を残した、味噌・醤油店、染物屋では洗い張りの看板があります。 厚焼卵屋さんが大きく立派な店構え、昔から、ここ飫肥の名物です。 飫肥天という魚のすり身を揚げた天ぷらも名物ですが、お城近くの大きな店のは甘すぎるので、いつもこの近くの小さな店で買って帰ります。 道路の反対側に、目的地の小玉醸造が見えます。 窓辺には主商品の「杜氏潤平」が飾られています。 やはり宮崎市と違って、城下町の佇まいは歴史の積み重ねを感じる、懐かしい日本の風景です。

小玉醸造、杜氏潤平
小玉醸造、杜氏潤平

小玉醸造、杜氏潤平が飾ってあります。

小玉醸造正面
小玉醸造正面

小玉醸造正面入口です。

店の裏の側溝には錦鯉が泳いでいます。
店の裏の側溝には錦鯉が泳いでいます。

店の裏の側溝には、なんと、豪華な錦鯉が泳いでいます。 しばらく散策し、小玉醸造の裏手の駐車場に車を停めて、表の店に回り「ごめんください」と声を掛けると、社長の金丸さん自らお出迎え頂きました。 今は芋焼酎の仕込みが忙しい時期なので、若い杜氏さん達が忙しく往来しています。 裏手の接客室で金丸社長と4ヶ月ぶりのご挨拶、生憎ご子息の潤平さんは、お休みの日なので、蔵長の工藤さんに仕込みの工程をご案内頂き、説明して貰う事になりました。 ここ小玉醸造では、この蔵に合わせた適量の焼酎を、金丸家伝来の日本酒の製法を取り入れ、人手を掛けて丁寧に仕込み、醸造、蒸留を行い、1年半から2年掛けて熟成させ、瓶詰めして出荷するという、今では考えられない、恐ろしく手間と時間のかかる方法で、杜氏潤平のブランドの焼酎を製造しています。 以下、各工程の撮影を許可して頂いたので、写真を掲載する事ができました。

巨大な蒸し器
巨大な蒸し器

まずお米を巨大な蒸し器で蒸します。(これでも小さい方との事)

冷却コンベア
冷却コンベア

これは蒸しあがった米の、冷却コンベアです。

瓶詰め工程
横にある瓶詰め工程

横にある瓶詰め工程では、今日詰める分だけ瓶を洗浄します。

蒸し米を、菰で受け止めて包みます
蒸し米を、菰で受け止めて包みます

冷却コンベア出口で、落ちてくる冷却した蒸し米を、菰で受け止めて包みます。

温度をチェック
温度をチェック

大事なところでは社長自ら温度をチェック、1バッチの量がたまったら2階の麹室へ運び上げます。

放熱の湯気
放熱の湯気

冷却コンベアから放熱の湯気が立ち昇ってます。

一次発酵室
一次発酵室

別工程の発酵工程です、ここが一次発酵室です。

芋と麹とをあわせたもろみ
芋と麹とをあわせたもろみです

芋と麹とをあわせたもろみです。

5~6日ほど発酵させます
5~6日ほど発酵させます

翌日には汲み上げて、小分けした後、5~6日ほど発酵させます。

麹室です
麹室です

大事な麹造り工程の準備ができました、麹室では、蒸しあがった米の攪拌作業から開始です。

これが白麹種です。
これが白麹種です。

これが白麹種です。

米に麹種をまぶします。
米に麹種をまぶします。

米に麹種をまぶします。

麹種と米を混ぜ合わせる
麹種と米を混ぜ合わせる

麹種と米を混ぜ合わせる、大変な作業が続きます。

室で一日寝かせます
室で一日寝かせます

麹菌と米を合わせたら室で一日寝かせます。

トロトロ時間をかけ蒸留
トロトロ時間をかけ蒸留

最後の工程、蒸留器に掛けトロトロ時間をかけ蒸留し、高アルコール度の焼酎の原酒が出来ます。 この後、貯蔵タンクに入れて、出荷まで長期間の眠りに就きます。

蔵長の工藤さんです。
蔵長の工藤さんです。

仕込みの合間を縫ってずっとご案内と説明頂いた、蔵長の工藤さんです。 有難うございました。 お忙しい仕込みの時間に、金丸社長始め小玉醸造の皆様、ありがとうございました。 帰りに、北郷米「まいひかり」と串間市のコトブキ甘藷と宮崎の純粋酵母で醸した、限定生産の杜氏潤平と、白い食用芋クリアヅマ宮路で作った。弐年物の「栗東宮路」を特別に分けて頂きました。 これは正月用の楽しみに取っておく事にします。 これにて小玉醸造さんの仕込み見学終了、皆様にご挨拶し蔵を後にしました。

お土産、杜氏潤平、栗東宮路
お土産、杜氏潤平、栗東宮路

特別限定品、杜氏潤平、栗東宮路をお土産として購入。

裏書説明です。
裏書説明です。

もうひとつお土産用に、飫肥名産の天ぷらをいつもの「こだま」さんで求める、もう1種類しか残っておらず、二折を購入して飫肥を出発。 帰路は日南海岸をゆったりシーサイドドライブで、七浦七峠を1時間チョット、やはり日南海岸の絶景は一番だなぁ! ゴリケン


らぁめんと焼酎を求めて


2011/12/06(火)
らぁめんと焼酎探求の100km短距離充電ツアー

今日は午後から仕事がOFF、かつ今年最後の暖かい天気かも? 約2ヶ月振りにバイクの充電を兼ね、都農のらぁめん食べに出かけました。 帰りにはコンビニ酒蔵に寄り、前回、帰宅時に割ってしまい飲めなかった、黒木酒造の天嵐坊の購入の為、リベンジのミニツーリングに出発です。
出発は11時過ぎ、ルートは県道44号線の裏道から、R219を経由し西都市へ向かいます。 約30分程で西都ICを右に見て市内に入り、前回とは逆に県道40号線を北上し、木城町、川南町を快適なコーナリングで通過し、まずは、レイズモーターサイクルに立ち寄ります。
ここは前回、ホンダのモンキーを探して貰う様に依頼したお店ですが、生憎、今日は店長が外出で不在、少し早めですが都農町の「らぁめん縁」で、塩らぁめんを食べる事にします。
10分程で都農町に到着、しかし駐車場にロープが!看板を見ると、火・水お休みと書いてある。 前回、週20時間しか営業してないので、事前確認要とブログに書いたのに、ドジってしまった。

次の目的の焼酎天嵐坊を求めて、近くのヤマザキストアに向かう。 この店はコンビニの筈なのに、外には幻の焼酎の貼り紙だらけで、おまけに「古着」の看板もある正体不明の店で、何やら近くで仕入れたらしいボリュームあるお弁当が、昼のメイン品目らしく人が溢れている。
店内に入ると、まず眼に入るのは焼酎の展示台と背後に展示棚、とれもコンビニには見えず、趣味の焼酎屋の雰囲気です。

コンビニ焼酎店概観
コンビニ焼酎店概観

この外観からは、とてもコンビニだとは思えませんね。

店内は入手困難な、幻の焼酎でいっぱい
店内は入手困難な、幻の焼酎でいっぱい

店内に入ると、焼酎の展示台や展示棚がほとんどのスペースを占めています。

新酒がカラフルに、店のど真ん中に展示中
新酒がカラフルに、店のど真ん中に展示中

拡大すると、カラフルな新酒のパッケージが百花繚乱

弁当購入のお客の後に並び、天嵐坊を1本購入し店主と雑談、「新酒出たよ!」との店主の指先を見ると、何と、幻の冬虫夏草入りの「金霧島」、「黒宝霧島」、「AX霧島」なる新製品もあり、他メーカーも百花繚乱のカラフルなパッケージで華やかだ。 東京まで宅配も可能との事、御希望の方はご連絡頂ければ手配しますヨ。(3本位まとめた方が送料は割安)

さてお腹が減って来たので、今度はR10を高鍋、新富町方面へ向かう。 20分程で新富町に入ると、交差点の右手に大きな「うなぎ」の看板、躊躇無く右折のウインカーを出して、お店の駐車場に入る。 少々昼時を過ぎたので、車は数台だが、玄関横に駐車し店内に入る。

うなぎのかわの
うなぎのかわの

うなぎのかわの(新富町)

厨房です。
厨房です。

厨房はこんな感じ、自家製の米を売ってます。

おしながき
おしながき

おしながきは、何ともシンプルでいい感じです。
席は座敷しかなく、ブーツを脱ぐのに手間取るが、早速来たお茶をゴクリ、一息をつく。 メニューを見ると、うなぎ専門店らしく、蒲焼、うな丼、うなぎ定食だけのメニュー、これは期待できそうだ。
残念ながら、今日は天然うなぎは売り切れのようだ。

新富町 かわのうな丼
うな丼、呉汁、うなぎミソ焼、4種の和え物・漬物、みかん

じゃじゃーん、宮崎のうな丼登場です。

早速、うな丼を注文、待つ事10数分で出て来たのがこれです。 何とも美味そうななうな丼に、大豆をすり卸して出し汁を合わせた「呉汁」、関東の肝吸いの代わりに当地で常食されています。
他、うなぎの味噌漬け、和え物と漬物4種、それに丸ごとのミカンが付いてます。 お腹ぺこぺこなので、早速呉汁をひとすすり、「美味い!」久し振りの郷土の味だ。 うなぎの味噌漬けも美味いが、一寸アルコールがあると更に良さそう。(今日は我慢)

いよいよメインの、うなぎとご飯を一口、久し振りの宮崎うなぎの味です。 関東は、背中開きで割いて、一度蒸してから焼いてますが、関西は腹開きで蒸さずに焼いており、その分、うなぎの本当の味が楽しめます。 関東のうなぎも美味いけど、宮崎のも絶品です。 西都市に入船と言う、名店があるのですが、チョッピリ甘過ぎるのと、行列に並ばなければならないので、最近は敬遠してましたが、この店は空いてて、結構繊細な味なのでいいかも。
うなぎを食べると、流石に身体が温まりパワーが出てきます。 少し休んでトイレに行ってから、宮崎に向けて出発です。

おばあちゃんと、お孫さん
おばあちゃんと孫がお見送りです。

おばあちゃんとお孫さんがお見送りです。
家族でゆったりと、お米も調味料も、全部自家製の手作りでやってるそうです。

そういえば、GNARLY(ナーリー)のKMINE店長から、バイクに乗って遊びに来てくれと言われていたのを思い出し、中心街の若草通りを目指す。
途中、ガソリンを補給、320kmで18リッター給油、燃費は17.8km/Lです。 車もそうなのですが、宮崎では燃費が1割から2割悪いのです。 多分、理由は信号が多すぎ、しかも連動してない事、それから走行スピードが遅すぎる事ではないかな?
R10号線は結構混んでおり、渋滞を縫いながらようやくお店に到着。 お客様が(2名+子供)いましたが、店の前に駐めるとみんな表に出て来て、バイクの話です。 しばらく談笑した後、店長のKMINE(みね)さんと記念撮影です。

GNARLEY前に駐車
GNARLEY前に駐車

お店の前に駐車する許可を頂いています。

KMINE店長、サングラスがGOOD!
KMINE店長、サングラスがGOOD!

KMINE店長、サングラスがGOOD!

アーケード内に駐車したので、帰りは足をバタバタしながら、押して表まで出ます。 エンジンを掛けてスタート、家までは5分程度で到着、しかし狭い車庫に駐車し、エンジンを冷まし、ホコリを拭いて、カバーを掛ける、第五の儀式が残っています。
全部終わるまで数十分を要し、今日のミニツーリングは終了です。
あ~あ、ひんだれた!(宮崎弁を翻訳すると:ひん=”てげ”と同意の強調語、だれた=疲れた)
長時間のお付き合い、有難うございました。
ゴリケ


宮崎あちこち探索の旅


2011/11/22(火)都農町から川南町を探索して来ました!
県央の都農町に美味しいラーメン屋があるとの情報で、朝10:30に国道10号線を北に向け出発。
今日はからっと晴れたイイ天気で、絶好のドライブ日和です。 佐土原から10号線のバイパスに入り、車の流れに乗り順調に進みます。
一ツ瀬川を渡ると新富町、ここには航空自衛隊の新田原基地があり、ゴ~ッという爆音と共に、超低空で離着陸F15が頭の上を通り過ぎます。
10km程進むと、ここは旧秋月藩の城下町高鍋町です。 ここの黒木酒造の「百年の孤独」は手に入らない幻の焼酎として有名です。 裏道に入り、川南町に入ると普通のコンビニに何故か「赤霧島」とか、「森伊蔵、魔王」それに「甕雫」等の看板が出ています。 小休止と共に店に入ると、コンビニの商品を差し置いて、真ん中に焼酎コーナーがあります。 九州各地の珍しい焼酎が所狭しと飾ってあり、黒木酒造の「天嵐坊」という山芋が原料の焼酎をお土産に買い求めました。 こいつで夜飲むのが楽しみです。

赤霧島あります!
赤霧島あります!
これってコンビニでは?
これってコンビニでは?

こんなコンビニに、幻の焼酎なんであるのかな?

天嵐坊
天嵐坊 山芋焼酎

これが天嵐坊、山芋を原料にした柔らかい味の焼酎、by 黒木酒造。

小丸川を渡ると川南町に入ります。 ここは以前ご紹介した、軽トラ市で有名な農業と漁業の町で、美味しい産物に溢れた町です。 今日はここを通り過ぎ、隣町の都農町に入ると、旧リニアモーターカー実験線跡地を利用した、ソーラー実験発電所を右に見て進みます。
はるばるラーメンを求めて50km!ようやく、らぁめん「縁」(えん)に到着しました。住所だけでは分かりにくく、10号線を三日月原交差点を鋭角に左折し、県道40号線に入り三日月原神社を越した、すぐ先を左折した所にありました。

らぁめん縁
らぁめん縁

時間は12時チョット過ぎ、既に車が数台駐車しており、5~6人のお客さんがラーメンを黙々と食しています。
カウンターに座り、メニューを見ると、醤油・塩・味噌の3種類のラーメンがありますが、今日はメインの醤油ラーメンを注文します。

らぁめん縁の醤油ラーメン
らぁめん縁の醤油ラーメン

待つ事7~8分、湯気を立てて出てきたラーメンは、モッチリした綺麗に揃った店主自慢の手打ち麺、それに時流に流されず、あっさりした味の固めのチャーシュー、勿論、店主こだわりの自家製です。
おもむろに麺を箸ですくい一口、昆布と鰹節ベースの醤油味が美味い! 麺はもちもちしたストレート麺なので、ちょいオツユのからみ具合と歯ごたえが小生には足りないが、これは好みかな?
塩味の方がキリッとした味らしく、小生の好みだが、もう1杯食べる余裕は無く、お勘定750円を支払い、次回の楽しみに取っておく事にした。
ここは営業時間が11時から15時までで、しかも火・水曜日が定休日なので、週20時間しか営業してない、ゆとりのラーメン屋なので、曜日と時間を確認して来る必要があります。 何しろ、宮崎市から往復100kmかけて来るのですから、来るほうも来るほうですが・・・ね!

お腹が一杯になったので、40号線をそのまま木城町に向けて出発、途中のコンビニで小休止、コンビニのとなりには、さぬきうどんのお店がありますが、よくみると、店名が「ふ~ちゃん」、うちの娘の一人がふーちゃんなので、とりあえず店にはいってみましたが、流石に15分前にらぁめんを食べたばかり、残念ながら次回訪問時に食する事にします。

さぬみうどん ふうちゃん
さぬみうどん ふうちゃん


途中で旧車を扱っているバイク屋に寄り、モンキーの中古探しを頼んだりして、尾鈴山の麓の40号線を快適に木城町、西都市を通過して快適な小春日和のドライブ終了。

Hopnda Monkey 仕入れ交渉中
Hopnda Monkey 仕入れ交渉中です。

モンキーの旧いモデル、結構リストアし甲斐のありそうな車体、この田舎で仕入れ値が
約10万円だそうで、これに部品交換、整備料、リストアの作業費に+若干の利益を加えると、
最終の売値は20万以上の値段になります。 なかなか、古物商の商売も大変そうです。
車庫で色んな荷物を一度に運ぼうと、ザックに詰め込み車をロック、その途端にはみ出していた、あの幻の「天嵐坊」がスルッと抜け落ち、「ガシャ~ン」と音がして、箱からは芳醇な香りと共に、とろりとした液体がトロトロとこぼれ始めましたが、成すすべも無くただ眺めるだけ!正に天の嵐を体験!
あ~ぁ、勿体無い!どんな味だったんだろう?又、近いうちに都農迄100kmの旅かな? 塩ラーメンの宿題もあるし・・・完

参考:らぁめん縁: http://enramen.blog82.fc2.com/
Author:ジョージ小梅
縁らぁめんへようこそ!!
うちのご主人はらぁめん一筋!
化学調味料を一切使用しない、安心安全ならぁめんを提供しています。ぜひ食べにきてください。
営業時間 午前11:00~午後3:00(ラストオーダー2:30)
定休日  火・水曜日
〒889-1201
宮崎県児湯郡都農町三ヶ月原1140-65
TEL&FAX0983-25-2788


てげうま国際夜市


2011/11/04(金)~13(日)

http://www.tegeuma.jp/
てげうま国際夜市というイベントが、宮崎市街のメインストリートをホコテンにして、開催されていると、TVのニュースでやっていたので、小腹も空いたのでチョット出掛けて来ました。
宮崎駅からデパートのある中心街までの、高千穂通りを約600m通行止めにして、出店が約80店舗、小雨がパラつく中ですが、人々で結構賑わってます。
何でも、日独友好150周年を記念して、独逸以外にも、お隣の韓国や台湾の露店も特別出店、これに地元の露店も加わった、色んな屋台料理が振舞われる食の祭典らしいです。

このお祭りの「てげうま」という宮崎弁は、「てげ=とても、すごく」+うまい、の意味です。 宮崎弁の面白いところは、てげが重なる、「てげてげ」になると、=いいかげん、適当に、という意味になり、特に、のんびりした、ちょっといい加減な男性の形容詞に使われる事が多い様で、褒め言葉が逆の意味になるのが面白いところです。
この祭りでは、通貨は前売りで買うとお得な食券で、通貨単位は、”てげ”、当日券の為替レートは、1000てげ=1000円(前売りは2000てげ=1500円のレートです。

という事で、まずは日独友好150周年の屋台、独逸屋台に向かうと、何と行列がくねくねと長蛇の列、メニューはフランスパンを少し固くした様な、30cm位の独逸パンに、ソーセージがはみ出して挟んである、ホットドッグ(400てげ)と、独逸ビール(700てげ)の、2品のメニューだけ!
車で来たので、残念ながらビールは無しで、早速、ホットドッグに辛子とケチャップを付けてかぶり付く。 単純なホットドッグだが、パンが香ばしく、ソーセージも実に美味く、結構、お腹が膨れます。

韓国や台湾の屋台も4・5軒あり、トッポギ等のファストフードが売られて、こちらも長い列で賑わってます。 小雨が降ってきたので、椅子とテーブルを確保して、100てげの日向夏紅茶と、500てげの宮崎風たこ焼きを購入し、食券を使い切りました。
宮崎風たこやきは、大きめで蛸や煮込み風の具が入っており、中はクリーミーです。 一口で頬張ると、皮が潰れて中味が飛び出し、アチチチチ!でも旨い、関西のたこ焼きも旨いけど、この味も結構イケマス。
1000てげの食券で、満腹になりました。 あとは他の店の写真を撮ったり、屋台の料理を眺めたりして、少し雨が強くなったので、取材完了としました。

本当は国際夜市なので、夜の方が賑わうのでしょうが、車で来たのでアルコール駄目、色んな地元の焼酎の飲み比べも出来たのに残念、やはり歩いてくるべきでした。
この賑わいの様子は、以下の写真集でご想像下さい。
ゴリケン

P.S.この国際夜市は11月13日の日曜日まで、毎日やってますので、ご家族で、一度お出かけ下さい。

てげうま国際夜市
てげうま国際夜市、露店
チマチョゴリの売り子さん
韓国屋台、チマチョゴリの売り子さん
高千穂通りはホコテン
高千穂通りをホコテンにして開催
独逸屋台
独逸屋台は大行列
宮崎風たこ焼きと日向夏紅茶
今日のお昼、宮崎風たこ焼きと日向夏紅茶

独逸屋台のホットドックは、写真撮るのを忘れ完食。 宮崎風たこ焼きと日向夏紅茶です。

じゃんけん大会
アシアナ航空、台湾の旅行会社、じゃんけん大会

韓国の航空会社と台湾の旅行会社、じゃんけん大会での優勝の女の子に賞品です。

本当は賞品の飛行機模型を狙っていた、お兄ちゃんにプレゼント! 良い子だな~。

鮎の塩焼き
鮎の塩焼きも旨そうだな

大分県佐伯市のトラック屋台、豪華です。

大分県佐伯市のトラック屋台
豪華な、大分県佐伯市のトラック屋台

カフェふろーとに行って来ました。


2011/10/10(日)の体育の日
柴田君の息子さんのやっている、カフェふろーとに行って来ました。 柴田君も昼時は常駐しており、素敵なお店で美味しいランチを食べて来ました。

メニューは手作りパン(特にベーグル)と喫茶が中心ですが、ランチも旨かった! 手作りのパンは「はぁーとパン」というネーミングの近くの娘さんの店で製造・販売しており、スーパーなどでも好評販売中の様子です。 先日、ONLYONEという雑誌の取材を受け、店*点*展というコラムで、「はぁーとパン」のお店の紹介記事が掲載されました。(下の写真をご覧下さい。)

又、MRTの番組、「わけもん」でも若草通りの元気な店の紹介で取り上げられ、来る10月20日(木)20時から放映予定との事です。 皆様も是非ご覧下さい。

カフェふろーと
TEL:0985-38-2610
宮崎県宮崎市橘通東3-7-12 ホワイトポケットビル 2F

はぁーとパン
TEL:0985-31-2577
フーデリー霧島店・青葉店、スーパーまつの大塚店・西池店・恒久店、エーコープ清武店・神宮店でも曜日限定販売

店内   日替わりランチ

お店の中                          日替わりランチ

ONLYONE   記事

ONLYONE                     はぁーとパンの記事


九州山地一回りツアー第3回(最終回)


2011/9/7(水) 今日はツアーの最終日です。 まずはゆっくり目覚め、恒例の朝風呂で身体を暖めリラックスさせます。
7時の朝食はバイキングなのですが、おかずはほぼ和風メニューの為、ごはんと味噌汁にします。
そうそう、九州に来てから旅に出ると、朝食を食べてる人の殆どは、ご飯と味噌汁なので不思議に思っていました。 しばらくこちらに居ると、やはり都会と異なり常備菜もタップリ、通勤の心配もなく時間もタップリ、ご飯をゆっくり作りゆっくり賞味する習慣となり、自然と充実したご飯ベースの食事になるのでしょうね。
しかし都会では時間が無く、10分で用意できる電子レンジ料理や、トースターが焼いてくれるパン食と、コーヒー中心にならざるを得ないんでしょうねぇ・・・都会の朝食は慌しいからね。
食事を済ませユックリ準備して、まずはホテル裏の五老ヶ滝見物です。 駐車場から裏手に回り、案内板を見ながら山道を下って行くと、徐々に滝の轟音が聞こえて来ます。 歩いて5分ほど行くと綺麗な滝が見え隠れ、吊橋まで下ると真ん前に、落差50mの綺麗な大滝が、太陽に照らされキラキラ、あっ、下のほうに虹が出ています。しばらく見入ってしまいます、とても綺麗な良い滝です。

五老の滝(熊本県山都町)
五老の滝(通潤橋裏)

帰りは急な登りで、休みながら約8分かけ駐車場に戻り、次はホテル裏手の通潤橋の上まで行ってみます、当然ながら足元の眼鏡橋は見えませんが、遠くまで澄み切った青空と山々がとても綺麗です。
駐車場に戻り出発、通潤橋を真ん前から望む、道の駅に行き橋全体を眺めます。農閑期の週末だけは観光用に橋の真ん中から水を噴出する景色が楽しめるそうですが、今日は平日、写真を眺めて想像する事にしましょう。  (以下、通潤山荘HP参照)

通潤山荘
通潤山荘(熊本県山都町)

山都町の中心部を一回りすると、普通の町ではとっくの昔に無くなってしまった、米屋、味噌屋、醤油屋、茶舗、金物屋、電器屋、文房具屋、本屋、駄菓子屋、酒屋などの個店が生き残っています。
この町の伝統と各店の個性により奇跡的に生き残ったのか、対外資本の流入を許さない品質と信頼とサービスで売っているのか、興味津々です。 タウン誌をチョット見ても、山奥にもかかわらず元気そうで独創性に溢れた面白そうな町です。 さて目的の通潤酒造の白壁造りの酒蔵が見えてきました。
何と右隣には山都酒造という蔵元が並んでおり、これも共存共栄、共に頑張り生き残った様です。
通潤酒造に入ると感じの良い女店員が試飲を勧めてくれますが、運転なので泣く泣くお断り、目的の「大吟醸通潤」と「原酒通潤」を購入、ついでにこの蔵元のポリシーを探り、今後の参考にします。

通潤酒造
通潤酒造外観

 

大吟醸通潤と原酒通潤
通潤酒造、大吟醸通潤と原酒通潤

しばらくお話しながら資料の説明を聞いていると、結構HP等も充実しておりオープンで元気のある蔵元らしく、酒販免許が取れれば取引も可能の様子です。 心配な物流状況も宮崎方面、熊本から全国へ問題なく配送可能で一安心、蔵元のポリシーやセンスも良さそうなので、試飲の結果が良ければ再訪する事になりそうです。 余りゆっくり出来ないので、11時には熊本県中央部の最奥地に位置する山都町を出発、R218(R445並走区間)の坂道をひたすら下りダム湖迄直進し、今回の最難関R445の2t超車通行禁止区間へと左折し、五家荘、五木村、人吉の球磨地方へ抜ける急峻狭小コースに入ります。
最初は広かった2車線道路は徐々に狭くなり、1.5車線の急で狭いクネクネ道になり、このまま10数kmの登り道が続きます。 1km毎に「二本杉峠まであと10km」とカウントダウンの標識が出てきますが、この1kmが長~い! カーブ毎に減速・対向車を確認し、こちらは日中ですがライトはハイビーム、カーブミラーを注視しながらブラインドコーナーを走行します。
途中でワンボックス車と軽自動車、4WD車とすれ違いますが、その度に停車し、離合場所を探しすれ違いますが、駄目なら広い場所までバックです。 もう道路の幅も1車線そこそこなので、ノロノロ徐行で登り続けます。
ようやく最後の1kmの標識で長~いヒルクライムも終了、とても長く感じたけど30分位しか経ってなさそうです。

R445酷道
R445酷道

こんな道が延々と続きます。

酷道R455の高度断面図
酷道R455の高度断面図

酷道R445の高度断面図(R445HPより)

上り切ると二本杉峠、パッと開けた広い峠の駐車場横に東山本店という食堂兼売店があります。

二本杉峠東山本店
お昼なのでここで昼食にします。 メニューは天神様コロッケ定食、600円です。 何故天神様なのかというと、菅原道真が福岡に島流しになった後、五家荘まで逃げ延びたとの伝説があり、道真を頼って壇ノ浦で滅亡した平家の落人が五家荘にたどり着き、五家荘(5つの家族の館)と呼ばれたらしい。(定かではないので、興味ある方は調べて)  長くなりましたが、天神コロッケ定食、山小屋の割には結構豪華で美味しい!600円は安い! 他にも山菜や柚子胡椒等の瓶詰めが売っており、美味しそうです。

天神コロッケ定食
天神コロッケ定食

ゆっくり休んだ後、平家の血を引いたと思われる上品な顔の女将さんに、道を確認すると五家荘迄の近道を教えてもらい五家荘に向けて出発です。
R445もやや広くなりましたが、すぐに九州山地最奥地の五家荘へ左折、再び道路は1車線少々をクネクネと断崖に沿って平家の里へ向かいます。

五家荘、平家の里
五家荘、平家の里

10数kmを走行し平家の里へ到着、やや開けた場所に駐車し、入場料400円を払い入場、民家を数軒移築してあり、その奥に立派な民俗資料館と能舞台が建っています。
説明員が一人いて、観光客に平家の落人について説明していますが、下手に知識がある観光客が先走って大声で喋り続けるので、説明員から怒られていました。
他に案内員も売店も無いので、帰路沿いの他の部落を回ることにし出発。 又、悪路をひた走り、次の部落へ行きますが、まず人がおらず物産を売っている様子もなく通過、部落を数箇所通り過ぎると、R445に出て左折し五木村方面です。
結局、五家荘の平家落人伝説も期待倒れだった様です。 手元に残ったのは変に豪華な絵巻物風のパンフレット1個だけ。
もう山奥に残ったのは老人だけで、若者達は都会に行ってしまい、もう地域興し等は無理な様です。

絵巻物パンフレット
五家荘平家の里 絵巻物パンフレット
R455山道を五木村へ
狭い山道を五木村へ向かう

狭いR445今日中に宮崎に帰りつく予定なので先を急ぎ、相変わらずの狭い道を五木村に急ぎます。途中かなり狭い場所で、すれ違いを数回程度ありましたが、ほどなく五木村の物産館へ到着、小休止です。
ここは子守唄の里五木という道の駅で、ダムで沈む運命で既に民家も店もこの高台に移転したのですが、群馬の八ツ場ダム同様、工事が中断し、今も川底予定地には人が住んでいる中途半端な状況で、どうやら県知事が反対なので、周辺工事だけが完成し、ダム建設は廃止になりそうです。
全く無駄なカネと多大な時間を浪費したものです。

五木村道の駅
五木村道の駅
P1030688
五木村案内板

先を急ぎ、今日2番目の仕事で人吉市に向かいます。 ここは小生の母の実家があり、小生の出生地でもある馴染み深い町です。 ここで球磨焼酎の蔵元で見学、良い商品を探す予定です。

繊月酒造、球磨焼酎蔵元
繊月酒造、人吉市の球磨焼酎蔵元
繊月酒造 人吉市
繊月酒造 人吉市

約1時間少々で、人吉城跡前の繊月酒造に到着、申込書に名前を書いて早速蔵を見学です。
若い女性社員が蔵の中を案内してくれ、麹製造から、もろみ発酵、蒸留装置、ブレンド、貯蔵、瓶詰めの工程を説明しながら案内してくれ、最後に試飲室に到着ですが、残念ながら小生は運転手なので目ぼしい商品探しです。
人吉でしか買えない甕繊月と、五木村の沈み行く川辺川にちなんだ、川辺の2本を試飲用に購入。 但し、説明で聞いた現在の製造量は、想定より多かったので、通販での販売は難しいかもしれません。(通販は量の少ない地酒だけに制限)
それなら来年まで待って、面倒な小売酒類免許も取り、通販と小売両方の免許を取る必要がありそうです。 なかなか商売を起業するのは制約が多く、難しいものです。

繊月所蔵工場入り口  繊月酒造 試飲室

繊月酒造 試飲研究品購入
繊月酒造 試飲研究品購入

 

人吉の繊月酒造を16時過ぎに辞し、下道で宮崎に向かいます。 人吉からは通いなれた道、約100kmの距離を下道でも2時間以内に宮崎に到着します。 山都町から走った距離より長い距離を、半分以下の時間で楽チンにドライブして帰還、本当に道路が良くなければ、モノも届かず商売はダメだな~。

ゴリケン


九州山地一回りツアー第1回


2011/9/5(月)~9/7(水)

まだ行った事のなかった、九州中央の険しい山地を一回りする旅に出掛けました。 目的は2つ、ひとつ目は仕事の為の調査です。未だ行った事のない地域を実際この眼で見るコト、他にないモノ(産物)を探すコト、地元のヒトに会い、モノの物流状況や道路状況の確認です。 2つ目は、どうせ行くなら同時に趣味・遊びです。昔から行きたかった伝説の平家の落人の里、椎葉村それに五家荘。学生時代以来行ってない、途中にある雄大な阿蘇山と温泉、あるいは熊本の中央山地にある、山都町(旧矢部町)その真ん中にある通潤橋(石造めがね橋で水抜き時の大噴水で有名)、そしてダムに沈む村、子守唄の五木村訪問です。
さて第1日目は、朝8時宮崎出発、一路西都市より西米良経由ひむか神話街道で南郷町に向かいます。南郷までの道は幅1.5車線の林道に近い道、急な登り下りの九十九折の山道ですが、整備されているので、対向車に注意さえすれば何とか大丈夫、途中、1車線程度の急登では標識が見当たらず、ホントにひむか神話街道?との疑問も、頂上の峠にあった休憩小屋と看板で一安心、一休み休憩です。

ひむか神話街道
ひむか神話街道

ひむか神話街道
ここは九州山地の南端の宮崎県側、標高950mです。 遥か九州山地の反対側、五木村には明後日行く予定。

一休みしたら峠を越えて、先日行った南郷町へ下ります、急峻な下りです。 南郷町に入るとR388の快適な2車線道路で距離を稼ぎ、しばらく行くと、椎葉方面へ右折、長い中山トンネルを越えると椎葉村です。 ここから急激な下りが始まり、谷底まで延々とカーブが続きます。 沢には水汲み場があり綺麗な水を飲んで小休止、これ以降カーブ毎に、沢から黒いホースで給水ホースが、1本ずつ増え下に付く頃には、ホースの束になってます。 どうも各戸の水道用らしい。 谷間に下りると、深緑の淵があり橋を渡り向こう岸へ右折、ようやく椎葉村です。 下椎葉、中椎葉と過ぎ、上椎葉に到着、 ここには銀行、郵便局、役場、ガソリンスタンド、何でも屋風スーパーがあり、車が路上に無秩序に駐車してあり、駐める場所がありません。 やむなく、観光名所の鶴富屋敷に駐車、観光開始。 と、案内所は無人で屋敷も手入れされておらず、観光施設としては落第です。 外からざっと見ましたが、これでは由緒ある屋敷の由来や、鶴富姫と那須の大八の伝説など、知る由もありません。 近くにある上椎葉ダム(中学当時東洋一のアーチダム)を見学、黒4ダムを見た後じゃ、とても観光資源には程遠いかな? 食い物屋も地産品も見るべきモノは無く、何でも屋スーパーでは、ナショナルブランドの加工食品類(それも高い!)しかなく、とても椎葉ならではの食い物など有りそうもありません。 これではポスターにあった、伝説とロマンの秘境はどこにあるのでしょう? 駐車もままならず、夢も破れ次の五ヶ瀬町に向かいます。

鶴富屋敷(椎葉村)
鶴富屋敷(椎葉村)

鶴富屋敷:鶴富姫と那須の大八の伝説は今いずこ・・・

上椎葉ダム
上椎葉ダム

上椎葉ダム(中学当時東洋一のアーチダム)

道を少し戻り、R265に沿い左折すると、五ヶ瀬町方面のいい道です。 快適に五ヶ瀬町に入りますが、中心部からは離れている様で、食い物屋も無く素通り、道は林道に近くなり、これで2級国道?まさしく酷道です。 熊本県に入ると道も良くなり、紅葉の蘇陽峡の看板、紅葉の名所の様です。 何と五ヶ瀬川最上流、水源地の文字が!残念ながら、熊本県にお株を獲られた様です。 五ヶ瀬町と熊本県山都町の間は、九州山地の切れ目の様で、山都町ではこの道路を日向往還という名で昔から呼んでいる様です。 山都町中心部へは明日行く予定なので、素通りしR265を高森経由、南阿蘇村へ向かいます。 熊本県側は、なだらかな丸みを帯びた高地で、道路も整備され、とても豊かな感じがします。 やはり、地勢条件や道路等ライフラインのインフラの違いが、豊かさに結びついてるのかも知れません。
ほどなく南阿蘇村に到着、12時半を過ぎお腹が空いたので、食い物や探しです。 散々探して、ようやく白水名水公園の隣にある、そば屋さんで昼食、隣の水源地で、水割り用に名水をポリタンクに10リットル給水です。

明神そば
白水名水公園、明神そば
白水名水公園
白水名水公園

お腹が一杯になり一休みしたので、疲れも取れ、もうひとふん張りです。 阿蘇の反対側にある内牧温泉に向かいます。 南阿蘇から南登山道経由、山頂で一休みして観光をしたら丁度よい時間です。

阿蘇山長噴火口
阿蘇山長噴火口

今日は火山ガス警報が赤ランプです。 すぐに火口から退避のはずですが、何の指示もなく、見物客は楽しんでます。

阿蘇山頂より草千里
阿蘇山頂より草千里

阿蘇山頂から草千里、外輪山を遠望、雄大な景色だなぁ・・・
中学校以来の阿蘇山頂観光だが、こんなに火山活動は活発ではなく、火口底を覗き込んだ記憶がある。 今回の火山ガスは強烈、後で注意書きを見たら、持病のあるヒトは火口へは接近禁止と書いてあった。 頂上から下り、ゆっくりと北登山道を降りる。 記憶では小さな富士山の形をした、緑に覆われた小山があったと記憶していたが、やっぱり記憶どおりの可愛い形の山に再会。 下の国道に降り、明日行く予定の、カドリー・ドミニオンの位置を確認し、内牧温泉へ15:00頃に無事到着です。 たった、二百数十kmのドライブだったが、悪路続きで結構時間が掛かり、クタビレタ。 あとはゆっくり温泉に入り、ゆっくり食事をして、身体にご褒美だ!

第2回へ続く・・・


城下町飫肥の蔵元を訪ねて


2011/08/20(土) 飫肥から南郷町へ

岩見の釜揚げうどん
青島駅前、岩見の釜揚げうどん

日南市の飫肥に知合いの蔵元を訪ねました。朝からバタバタしながら用事を済ましていると何時の間にか11時、急いで車に乗り出発、車の外気温度計は42℃を指しています。 赤江大橋を越す頃からようやくエアコンが効いて来ました、あ~涼しい!家では省エネの為、昼間は四方の窓を開けっ放しにして風の通りを良くして、エアコンをなるべく使わない様にしてるので、家中で最も涼しいのは車の中が一番です。
青島が近くなると空腹感が増してきます、しかも日南までは小1時間かかるので、お馴染みの釜揚げうどん「岩見」さんで昼食です。運よく、お客さんが一巡りしたのか空いたテーブルが数卓、早速いつもの注文、釜揚げ+魚寿司です。 待つ事約30分弱、アツアツの釜揚げうどんと、良い色に光るさば寿司登場、いつもの味で美味い、が、今日のうどんは少し太くてもっちり・・・、手打ちする人が違うのか?チョイ噛む感触が違う様な感じです。小生の歯の具合かも? 食べ終わると店は満席、良い時間に入れて良かった!温まった車に乗り込み、飫肥に出発。

途中、堀切峠の絶景を見ながら日南海岸を南下、鵜戸神宮を越し日南に近づいた所で、北郷・飫肥方面の分岐を右折、久し振りなので飫肥の入り口手前でお城方面の道を間違える。 少し迷って飫肥の城下町の旧い商家の大通りに到着、小玉酒造を探し当てました。 今日は杜氏の潤平さんを訪ねる予定でしたが、何と先輩の金丸社長が店におられ、10年程前に、閉じていたこの酒蔵を買取り、息子の潤平さんを杜氏として、家族で蔵を再建し、造りたい焼酎を、選び抜いた原料で、造りたい方法で造り始めた、その苦労話に花が咲きました。
社長曰く、幸い最初に造った少量の焼酎「杜氏潤平」を愛飲してくれたお客様や、好事家、お酒の雑誌や色んな情報誌に、絶賛され愛され続けて10年を経過、経営的にも安定して成長して来たそうです。 最近、たまたま裏の敷地を確保でき、これからの拡大にも万全の体制の様子です。 今は在庫が僅少の時期なので、他の在庫が出払った中、蔵のエースの「杜氏潤平」の貴重な在庫の中から2本だけを譲って頂き、もう1種「紅芋華どり」、これは洋食にも合う44度の高度数のリキュールに近い酒、こちらは早速帰ってから試飲です。
9月中旬以降に次の仕込が始まるとの事で、次回の見学を約し蔵を後にしました。

飫肥の小玉酒造
日南市飫肥の小玉酒造
「杜氏潤平」
飫肥の小玉酒造、「杜氏潤平」

少し喉が乾き、小腹が空いて来たので、10数キロ南にある南郷町へ向かいます。南郷町は島々で囲まれた海域が海洋観光、海のレジャーに最適の環境で、中央にある南郷プリンスホテルでお茶とケーキで一息入れます。 ここからの景色は絶景、ホテルの前はプライベートビーチ、小さな子供連れのファミリーが波の静かな浜辺で水遊び、磯遊びを楽しんでます。

南郷プリンスホテルのプライベートビーチ
日南市南郷町、南郷プリンスホテルのプライベートビーチ

パンフレットには、今、伊勢えび祭りプラン¥14,500など魅力的な内容と料金が、是非一度泊まりたいものです。 又、近くには海洋公園や海の中の見えるグラスボート等のある観光スポットもあり、小さなお子さんやお孫さんのいる方は特に、お勧めのホテルですよ!!
ゴリケン


高原町湯之元温泉の炭酸泉


小生の持病に効果のある炭酸泉を探していたら、素晴らしい炭酸泉が小林市の近くの高原町の田んぼの中にありました。泊まって湯治と思っていましたが、この不景気な時期なのに何と満室、断られてしましました。

湯之元温泉の炭酸泉
サイダー状の泡

サイダー状の泡が体中に!極楽極楽!

やむなく日帰りという事で朝11時少し前に出発、国道10号線を南下し、高岡を過ぎた辺りから、R268で小林方面に分岐します。 15km程過ぎた、野尻町から県道29号線(以下K29)を左折し、高原IC方向へ進行、結構整備された良い道、これなら都城回りの高速道路を通るより距離は近く時間も早そうです。

霧島山系
霧島山系

高原ICを越し高原駅を過ぎた辺りから道はいつの間にかR223に変わり、遠くに見える新燃岳の近くの由緒ある狭野神社を過ぎた皇子原(おうじばる)に分岐する交差点を、逆に左折ししばらく行くと、田んぼの中に「湯之元温泉」の看板が目に入り、そこを左折すると温泉旅館に到着です。 距離52km弱、所要約1時間少々、これなら近いので頻繁に来られます。

湯之元温泉
湯之元温泉

湯之元温泉には同名の旅館が1軒のみ、鄙びた感じですが駐車場は既に満車に近く、ようやく駐車する事が出来ました。 入り口には窓口があり、温泉の料金と、持ち帰り炭酸泉の料金を支払う様になっています。
ここでは簡単な食事も出来るので、鶏そば、それに名物の炭酸泉で炊いたおにぎりを注文、すぐに鶏そばが出て来て、一口食べると鳥のダシが効いてて美味い、そばも田舎そばなので延びずに固めなので、山の中としては良い味出してます。 おにぎりが2個出て来ました、薄い緑色をしてるのは炭酸泉のせいか?一口頬張ると、ポロッとほぐれ爽やかな噛み心地、味も淡白で軽い感じで、上品な味に仕上がって美味い、炭酸泉で味が増している様です。

鶏蕎麦と炭酸泉おにぎり
鶏蕎麦には炭酸泉で炊いたおにぎり。

満腹になり、少し休んでから温泉に入ります。 既に先客が5・6人入ってる様子、衣服を脱いで湯船に向かいます。 入ると正面には金色に濁った鉄泉があり、左には高濃度炭酸泉(何と22℃!)右手には水風呂、右手前にはサウナ室と結構充実しています。外には中濃度炭酸泉があり、こちらはぬるま湯程度の温度でゆっくり入るには良さそう。 まずは身体を流した後、温かい鉄泉に入ります、良い湯加減で鉄分の臭いがプーンと漂い、身体に沁みる良いお湯です。 湯船の奥に飲泉があり、高濃度炭酸泉がジャバジャバ注いでおり、柄杓で飲むと正にソーダ水です。 ここから溢れた炭酸水は鉄泉に注いで、炭酸鉄泉となっており、結構成分は身体に良さそうです。

ほの赤く金色に濁る炭酸鉄泉
ほの赤く金色に濁る鉄泉

 

高濃度炭酸泉
高濃度炭酸泉は冷たい!

こちらが高濃度炭酸泉、暗いのと湿気で・・

身体が温まったら、高濃度炭酸泉の源泉に挑戦、足先を湯船に浸すと、ウッ冷たい!1cmずつ足から膝へと身体を沈めて行きますが、腰掛ける際には更にスピードが落ち、やっと腰まで浸かりました。小生は持病の関係で、腰湯までとしました。 それでも冷たさで身体が痺れて来ます。 手足は見る見るうちに、大量の泡で包まれて行き、泡同士が繋がって、プクプクとサイダーの様な気泡を造ります。 ウ~ン、この気持ち良さと幸福感は何なんだろう? 身体に泡がまとわり付いて、パチンパチンと弾けて泡と一体化し、身体の悪いモノが外に出て行き、身体の中まで綺麗になる感じ・・・とでも表現するのが近い感じ。
湯船から上がって来たヒトが、銘々口にする「ウ~ン、気持っち良い~っ!」が、その答えかも。
しばらく入っていると下半身と足先が痺れてきて感覚が鈍くなって来たので、又、鉄泉に入る、入った途端に足から腰にかけて、ピリピリピリッと音がして稲妻が走る感覚、細くなった血管が急に広がる感覚、血流が急激に増大しているのだろう、すぐに気持ち良くなり、身体もリラックスして来る。 2・3回高濃度泉と鉄泉を往復し、あとは外の中濃度泉の露天風呂でボケーっとしながら、何も考えず空を眺める、全く何も考えないという時間は子供の時以来じゃないかな?
1時間ほどゆっくりし、最後に高濃度泉に短時間入って上がる。 軽い虚脱感と一寸疲れた感じ、少し休んで宮崎に向かうが、気温は32℃位だが、この日1日身体が暑さを感じ汗をかく事は一度も無かった。 この夏、35℃近くになったら、即、この最高の炭酸泉に逃げて来る事になりそう。
以上、炭酸泉感動記 完

P.S.外に出ると、ハーレー軍団に混じり、ひっそりとYamahaの旧車が1台ありました。 何と、1980年代の名車RZ250Rではありませんか! 最後で最強の2ストロークエ​ンジン、僅か250ccで何と45PSをひねり出す水冷エンジンを搭載、トルクがピーキーな高回転​型なので、初めてのスタートでは、エンストまたはウィー​リー必至なので、繊細なアクセルワークが無いと、まともに乗りこ​なせません。 このモデルはフルカウルで少し年式が新し​く、程度は極上、綺麗に乗ってますネ。 乗ったら楽しいだ​ろうな・・・購入心をくすぐりますが、もう少し稼いでか​ら、しばらく我慢です。

YAMAHA RZ250R
YAMAHA RZ250R

最強の2ストロークRZ250R発見!


なんでもある中華料理店


まずはチャーハン
まずはチャーハン

昨日は話のネタに、航空自衛隊新田原基地のある、新富町のB級グルメで有名な、何でもある中華料理店に連れていって貰った。 とにかく安く、量があり、味もまずまずで、何でも壁一杯に100種類以上のメニューがあるらしい。
店の前に行っても、食堂の看板も無く中華料理の雰囲気は無いが、棟方志功ばりのかな釘文字の案内板で、ようやく食堂である事が判明出来る。 よく読むとローマ字で、KORAKUなる文字も何とか判読可能。  (*新田原=にゅうたばる と読む、英語みたいでカッコいい)

なんでもある中華店
なんでもある中華店
幸楽

店名は「幸楽」らしい

お昼の11時15分頃に店に行くと、まだやっていない。 しばらく待って、11時半に店に入ると、出前の調理の真っ最中で、しばらく待たされ、12時近くにようやく電気が点いて開店、忙しさで開店時間も変わるらしい。

聞いていた様に、壁にはメニューの短冊に面白い字が踊り、ところ狭しと埋め尽くされている。 ありとあらゆる地域の中華料理に加え、東南アジアや沖縄料理も混じるが、こんな色んな種類を本当に調理できるのか?

幸楽のメニュー1
幸楽のメニュー1

 

幸楽のメニュー2
幸楽のメニュー2

 

壁はあと2面あり、すべて短冊で一杯だ!

ようやく注文を決め、量が多いとの事なので、餡かけ焼きそば、四川風チャーハン、餃子、マーボー豆腐の4品をまず注文。 待つ事しばし、まず四川風チャーハン登場、ごはんが炊き立てなのか、かなり柔らかいが辛さは強烈、若干塩分が多く味が濃い、こんな大盛りで1人前なのだ。 4人でハアハア言いながら食べるうちに、普通の3個分はありそうな大餃子が6個の大皿が出て来た。 息もつかせず、山盛りの餡かけ焼きそばが大皿に盛られて出てくる。 3人で食べても良い位だが、これで1人前、添えられたお玉は何と調理用の大きさ。

まずはチャーハン
まずはチャーハン

 

あんかけ焼きそば、餃子
餃子もデカイ!
あんかけ焼きそばも。

まず餃子は1個食べるともう無理、焼きそばは食べても食べても減らず、格闘している所にマーボー豆腐が来た。 一口食すととても辛いが、四川風の山椒の辛さではなく唐辛子の辛さ、鍋に盛られているが。これも数人前はありそうだ。

マーボー豆腐
マーボー豆腐!!

結局、1/3位を残しギブアップとなった。 とにかく量に圧倒されて、味わう余裕も無く味については、マアマアという感想に留める事にする。 満腹になりお勘定をすると、4人で何と2,300円チョット、一人当たり600円にもならない安さだ。

これでは食べ盛りの学生や若者、近くの新田原基地の若い自衛隊隊員なら、間違いなく最高の評価になるに違いない。 我らアラ還の世代なら、食べ盛りの子供や孫達を連れ、大勢で来る方が良さそう。

新田原基地のF15部隊
新田原基地のF15アグレッサー部隊

店の外に出ると、青空を轟音を立てて航空自衛隊のジェット機が高速で真上を通過、F15だろうか、カメラで追うのもやっとの超高速であっと言う間に視界から消え去る。
腹ごなしに近くをドライブする、近くの果物畑の中に直売小屋が見えるので行ってみる。 生産者の割にはチョイ値段が高めだ、小売の標準価格には余り関心が無いのか、作物を作る手間を値段に換算している様だ。 話をしていると、ブドウ2房(葡萄色と青緑色)を無料試食、甘い!青緑のヤツはチョット酸味が有り好みだ。 今しがた獲ってきたスイカを豪快に手で4つに割り、おばあさんが無造作に手渡してくれる。 食べてみると、何と日に照らされていたので、暖かいというか体温より熱いスイカで、今迄食べた事の無い奇妙な味を楽しむ、でもやっぱりホット西瓜より、キリッと冷えた西瓜が良いな。
少々お土産を買い求め、次は尾鈴山の矢研の滝近くの渓谷へ向かう。 山道の横には小さな滝が水しぶきを上げ、キャンプ場はまだ人気が無いが、もう直ぐ夏休み、その頃には子供達が一杯来て、水遊びや飯盒炊飯で大賑わいに違いない。

尾鈴山の渓谷
尾鈴山の渓谷

やはり高度が450m近くあり、冷たい水があると気温も5℃近く涼しく快適だ、真夏にはもう一度避暑に来なければ、と思いつつ帰宅の途についた。